和やかムードだった封入作業の仕事

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私が今までやった仕事のなかでラクだと感じたのは、封入作業をするパートの仕事です。私がパートとして働いていた某企業は、大手保険会社の子会社で、保険会社が顧客に発送する書類をつくる作業を行っていました。
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メンバーは数名の正社員とパートで構成されていて、パートとして働きに来ている人のほとんどは子育て中の主婦でした。勤務時間が9時30分~15時。さらに子育てに理解がある会社だったので、子供の行事などでは自由に休むことができていました。そんなことからも、子育て中の主婦に特に人気だったのだと思います。もし人員が足りないといったときは派遣の人が助っ人にやってくるという感じで人員配置が行われていました。
パートに課せられた仕事内容は、正社員が発行した顧客データや請求書類を受け取り、封筒に入れた郵便物を完成させるというものでした。
まずは顧客データと請求書類を照合するところから始まり、随時枚数をチェックしながら、発行された書類を封入しのり付けしていく。その一連の作業を行っていました。顧客データの見方やチェックの仕方など、最初に流れを覚える必要がありましたが、一度覚えてしまえば毎月のように同じ作業の繰り返しだったのでラクでした。
それぞれの作業は単純作業にすぎませんでした。もちろん照合する作業などミスは許されないのである程度の注意力は必要です。ただ、臨機応変の対応が求めらえるということはなく気楽に作業を進めることができたように思います。
例えばある日の作業は、ただただ書類の枚数を数えて10枚ずつ輪ゴムでとめていくだけ。それを1日を通してやっていくというわけです。頭を使う場面というのは皆無と言っても過言ではない単純作業でした。
封入作業は共同作業で数名ごとのグループで分担してやっていました。皆主婦ばかりですから とにかくおしゃべりです。子供の習い事のこと、保育園のこと、食べ物の話、スーパーマーケットのバーゲンセールの話など・・。毎日和やかにおしゃべりをしながら作業を進めていました。
単純作業を繰り返す仕事は、退屈という意味で返って辛い作業だと思う人も少なくないと思います。ただ、この封入作業のパートの仕事はそんなことはありませんでした。というのは、ぺちゃくちゃおしゃべりをしながら作業を進めることで、あっという間に時間が過ぎていっていったからです。
休憩は50分の昼休みに加えて、午前中と午後に15分の休憩時間がありました。その時間にはどこからともなくお菓子が回ってきて、またおしゃべりに花を咲かせるわけです。楽しかったですね。当時は働きたいと思う業種が他にあったので1年ほどでこの仕事は辞めてしまいました。ただ今考えてみると、とても和やかで幸せな日々だったと思います。
時給は850円とそこそこの金額だったのですが、居心地がよく定着率は非常に高かったですね。中にはパートとして10年以上勤めているという人も結構おられました。そういった人曰く「子育てはひと段落したけどみんなと会うのが楽しいからね」とのことでした。女性ばかりの職場ではありましたが、ギスギスした人間関係はほとんどなく、皆仲が良かったです。
以上のように、封入作業のパートの仕事は私にとって楽な仕事でした。その要因を分析してみると、仕事内容が簡単で、かつ人間関係が良好だったことにあると思います。
   (楽なパートの仕事の体験談 40代女性)

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