高校時代に経験したプラネタリウムでの仕事

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高校時代、夏休みに地元にあるプラネタリウムでアルバイトをしたことがあります。この仕事がとても楽なバイトだったので印象に残っています。
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仕事場であるプラネタリウムまでは家から自転車で20分。この通勤の行き帰りは、今思えば少々大変だったように思います。
「プラネタリウムで働きたい」というのが「プラネタリウムの解説者になりたい」と言う事であれば、資格は必要ではないものの、専門的知識は当然必要になるかもしれません。しかし、私は、夏休み期間中に来場者が増えるであろうことを予測して、あくまでもホールのお手伝いとしての仕事でしたので、専門知識が必要というわけではありませんでした。
1日に8回ほど上映時間30分のプラネタリウムの上映があるのですが、そこでの私のメインの仕事は順調に上映が進行するお手伝いをするというものでした。具体的には座席に座っていて、もし子供がうるさくしたり、大人が話声が大きかったりすると注意をしにいったり、迷っている人がいれば案内したりするというものでした。え?それだけ?と思われるかと思いますが、他には特にやる事はありませんでした。
ですので、この8回の上映で何もなければ、まさに睡眠時間となるのです。1日の労働時間が6時間。内30分×8回=240分、つまり4時間近くは睡眠時間となっていました。プラネタリウムの上映内容も2種類を交互に上映するので、同じ内容を1日4回も見る事になるので、内容は自然と覚えつつも、同時に睡魔も襲ってきてしまうのです。とにかく暇でした。お客さんの中にも、子供は楽しく見ていたにも関わらず、親の半分はうとうとしている人が少なくありませんでした。
入れ替え時の清掃や、営業時間終了後の片づけなどもやっていましたが、それもすぐに終わってしまう作業で、再び暇で退屈な時間が訪れていました。あと、若干ではありましたが、プラネタリウムの解説や天文台の望遠鏡操作も行う機会もありそれはそれで良い経験になりました。
なお、バイト中に唯一注意点があるとすれば、投影機には絶対に触れてはいけないという事。1台、何千万円もするとかで、子供が誤って触らないように絶対注意してくださいという事だけは厳しく言われていました。
天体に関心がある人ならこのプラネタリウムでのアルバイトをしながら、将来的には学芸員の資格を取って正規職員への道に進む事を目指しても良いのかもしれません。しかし、残念な事に私はそこまで、星についても興味がありませんでした。
こんなに仕事がラクで高校生も応募できるということもあって時給はあまり高くはありませんでした。もっと稼げるアルバイトがいろいろあるので、結局、その年のみでプラネタリウムでのアルバイトは卒業しました。ただ、このプラネタリウムの職員さんはみんな良い人ばかりで、高校生の私たちはとてもかわいがってもらった思い出があります。この仕事、プラネタリウムに興味がある方であれば本当に楽しいと思います。
   (高校時代の楽なバイトの体験談 40代男性)

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