平和でラクすぎたアンティーク家具店バイト

スポンサーリンク
スポンサーリンク

4a2acd32999135c9737836a221b84223_s.jpg
大学生短大生の人ならほとんどの人はアルバイトをやっているのではないでしょうか。そんな私もつい最近まで大学生だったのですが、いくつかのアルバイトを経験しました。
その中に暇で楽なアルバイトがあったので書いてみたいと思います。


私が「楽なバイトだな」と感じたのは、それはアンティーク家具店店員のアルバイトでした。
元々 知り合いの人が、定年退職した後に趣味で始めたお店で店内には古びたアンティーク家具が置かれていました。
桜や桐でつくられた椅子や机など、結構な値段の値札がついていました。確かに年代を感じさせる味がある家具ばかりだったのですが、こんな高い値段で買う人はいないだろうと感じていました。
ただオーナーによると、全国にはアンティーク家具マニアが一定数いて、彼らがときどき買い物に来るだけで十分採算がとれるのだとか。
実際のところ、かなりの遠方からわざわざ見にきて注文される方もおられました。
売り上げや利益のことはよくわかりませんが、いずれにしてもそのアンティーク家具店でアルバイト店員ととして働いていた私は非常に暇でした。
なんせ、お客様がほとんどいらっしゃらないのですから(笑)


もちろん、お客様になのか質問されたとき回答できるように、一押しの家具の特徴のほか、家具の扱い方や手入れの仕方など最低限の知識は身に着けていました。
ただ、あまりにお客様の来店が少なかったため、それらを披露する機会はほとんどありませんでした。ただぼーっとしているだけ。
そんなときオーナーが「何か本でも持って来たら?お客さんがいないときは、読んでていいから」と声をかけてくれました。
お客様が少ないとはいえ勤務中に自分のことをしていいとは非常にありがたいことでした。
というのは、当時の私は就職活動を翌年に控えていていろいろ勉強したいことがあったからです。
翌日から私は就職活動の面接本やらSPI問題集やらを持ち込んで、アルバイト中に勉強するようになりました。
ちょうどなかなか売れないアンティーク家具の机がほどよい大きさだったので、それを勉強机の代わりにして勉強を進めていきました。
もちろんアルバイト中であるため、入り口にも意識を向けていました。お客様が来店されたらすぐに勉強道具を片付け接客モードに入れるようにするためです。
とはいえ、お客様が入店されるのが珍しいくらいの頻度でしたから、仕事をしにきているというより、勉強にやってきているというような感じになりました。
ありがたいといえばありがたいのですが、こんなに暇で楽なアルバイトがあっていいものか?!私は少しづつ悩むようになりました。
当時の私はまだ若く、アルバイトを通した人間成長やスキルアップも望んでいました。
そんな事情と就職活動が近づいてきたこともあって、大学3年のときにそのお店でのアルバイトは辞めてしまいました。
今考えてみても、ありえないほど暇でとにかく平和な職場だったと思います。またお客様も常連さんが多く、こちらが少々不慣れであっても怒るような人は一人もいませんでした。
というより、常連さんのほうがアルバイトの私よりも はるかに商品について詳しかったです。
いずれにしても、あれほど暇で楽なアルバイトは世間広しといえどそうそうないのではないかと思います。仕事内容、暇な時間の多さ、ストレスフリーな職場環境ほか、これでもか!というほど好条件がそろっていました。
今になってみればもう少し長く続けておけばよかったかなと後悔しているところです
  (楽なアルバイトの体験談 20代男性)

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました