マンション通勤管理人時代の日々

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私は以前、通勤管理人の仕事をしていました。その仕事が笑ってしまうほど楽で楽で仕方なかったことを思い出します。

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私の職場は郊外にあるマンションの1階でした。管理人室があり、マンションに関する業務を行うというのがその仕事内容でした。
朝、マンションに出勤して約八時間の勤務。夕方になると カーテンを閉めて業務は終了となります。その仕事内容としては、留守番に限りなく近いものでした。簡単な雑務くらいのものでした。
例えば、大きい荷物が届いたりすると管理人室で預かっておいたり、マンション内で電球が切れているところをチェックしたり。あとは、業者さん対応くらいですね。
では、普段何を一体してるのかと言うと、管理人室でただただ留守番です。
たまに電話がかかってくることがありますが、まあ少なかったですね。また 私が勤務していたマンションは チラシの投函が禁止でしたので もしポスティングの人を見かけたらここは チラシは禁止ですと言うことを伝えたりもしていたでしょうか。
と言っても長い勤務時間の中でそのように対応する時間というのは非常に限られたものでしたが。
管理人室は基本的に私1人で監視もされていませんから、何をしても自由でした。
私の場合、毎日テレビをだらだら見ていました。朝ドラからはじまり、ヒルナンデス、ワイドショーほかとにかくテレビを見まくっていました。
とりわけテレビが好きなわけではありませんが、とにかくやることがなくて暇なのです。
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昼間は1時間の休憩があるので(といってもずっと休憩しているようなものですが)、近くのコンビニに行ってご飯を買ってまた管理人室に帰ってテレビを見て過ごしていました。
何と言いますか、働いているというよりはグータラな主婦と何変わらない生活を送っていました。ですからこの管理人室から通勤管理人の仕事をしていて20キロぐらい体重が増えました
なんせ部屋の中で ゴロゴロテレビを見て運動もしませんし、テレビを観ているときはお菓子をポリポリ食べたりもしていましたから。
私はこの生活を通して、マンション管理人以上に楽な仕事はないなという風に思いました。ただ、数年間勤めてみて、ある時期から将来的な不安を感じるようにもなりました。
確かに生活は安定しているのですが、このままゴロゴロぐうたらな生活を送っていていいのか?という疑問がふとわいてきたのです。
元々旅行が好きだったのにマンション管理人の仕事は常にマンションから離れることができないので 行けても近場の温泉くらいのものです。
また、もともとおしゃべりな人間なので、孤独すぎる仕事に物足りなさを感じていました。
もっと外に出ていろんな人と交流する仕事をしてみたい。そんな気持ちが強くなり、マンション通勤管理人の仕事をやめてしまいました。
ちなみに現在は私はある企業で営業の仕事をしています。人間関係や仕事のノルマで悩むことも多く、お金を稼ぐて大変なことだなという風に実感しています。
特にそれまで通勤管理人の仕事を通してグータラの生活を送っていたので、体がなまっていて仕事がきついなぁという風に感じています。
ただ 毎日色々な出来事があってしんどい中にも楽しさを発見できている毎日です。
とはいえ、マンションの通勤管理人時代のあのまったりのんびりした日々がなつかしく思うことがしばしばあります。あれはまさしく人生の休息時間でした。
もう少し年を取って落ち着きたいと思ったら、またマンション通勤管理人の仕事を探して応募するものよいかなと思っている今日この頃です。
   (楽な仕事の体験談 50代男性)

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