50歳代後半に正規雇用の専門職を退職しました。団塊世代の大量退職により職場がここ数年でがらりと雰囲気が変わりました。
その専門職では30年以上勤務していました。安定はしていたのですが、職場環境の変化に毎日、毎日、違和感を感じ続けていました。
ある日、このジェネレーションギャップもある中でのストレスに耐えられなくなりました。そこで退職を決心しました。
若いころから、パソコン、音楽系、その他の資格を趣味として取得していました。そこでこれらの資格や特技をを生かして何かをしたいと
考えました。
起業しようかなども考えて自分でクリエイティブなことをし始めようとは思いました。ただ、実際問題として、自分で営業するということのノウハウとコネクションを考えてはなかな時間のかかることです。
ですからまずは隙間の時間に単発でできるアルバイトはないかと探すことにしました。ネットで探すと様々な職種、仕事がヒットしてきました。
とりあえず、自分の隙間時間を利用してできる上品な仕事ということで各種試験の試験官というアルバイトを選びました。
硬いビジネススーツを着ての仕事です。初心者でしたが、きちんと教えてくれました。仕事につくまでにマニュアル等できちんと当日は就業できるようにしてくれます。
しかも受験生の方を相手なので、無謀な要求などはありません。
仕事に就く自分が社会人としてきちんとした服装、態度その他のマナーを守れば大丈夫です。
試験官当日の仕事は、会場係、監督官、監督官補助など様々な係があります。初心者は、ベテランの方の指示に従って仕事をします。
複数人で何回も確認をするのでミスが起きるということはそうそうありません。ひとりだけでの確認ではないのでその点、少しは気持ちが楽です。
複数人で複数確認は本当によいです。人間だれしも間違うことがありますから。
その上、試験監督のアルバイトで良いのは、決められた時間内で仕事は終わるということ。残業はほとんどありません。もし、あるとしてもその時給は、法律で決められた割合の時給として支払われます。ですから安心して仕事に励むことができるというわけです。
ほかにもアルバイトをしましたが、試験官は時給もコンビニなどより良いと感じました。お金をさわることもありませんし、静かな環境で落ち着いて仕事ができることもうれしいものです。
ちなみに試験官のみのアルバイト登録の会社もあります。スーツがあれば自己投資金もいりません。通勤用の服も仕事用の服も同じなのでそれも出費がないので大変ありがたいです。私は自分で勤務可能な日に申し込んで出勤しています。
各種試験の度にグループになる人は違います。人間関係でしんどい人もその日だけの付き合いなので頑張れます。
長期雇用の職場の場合、人間関係のうまくいかない人と毎日、一緒の職場で仕事をするので我慢にも限界がきます。ところが試験官は単発バイトなのでその日一日数時間の頑張りだけです。その点、精神的にも楽な仕事だといえると思います。
いろいろなことをトータルして考えると楽?!いずれにしても試験官バイトは良いアルバイトです。
(楽なアルバイトの体験談 50代女性)