楽なアルバイトと聞いて思い出すのは、あるスポーツ施設のアルバイトです。
その施設では体育館やプール、トレーニングジムなどの設備がありました。
例えば体育館の場合、団体に1時間あたり○○円という形で時間貸しするわけです。プールやジムに関しては個人単位で活用してもらいます。それぞれ入場券を購入し利用するというスタイルでした。
非常に大きい施設だったのですが、とにかく仕事は暇でした。それは駅から離れていることや、宣伝がほとんどなされていないなどいろいろな要因があったかと思います。
私は主に受付カウンターにおり、そこで施設の利用客に対してチケットをもぎったり、体育館を借りる人にサインをしてもらったりしていました。
体育館には部活動の学生たちや社会人のサークルが利用していたので、土日こそそこそこ忙しい時間帯はありました。
しかし平日はとにかく閑古鳥状態でした。特に午前中はやることなし。カウンターにいながら誰も来ないので、毎日ただぼーっと椅子に座っていました。ときには居眠りをして時計を見たら2時間くらい経過していたなんてこともありました。たまたまお客さんが来なかったので問題なかったのですが・・
ぼーっとしていても昼寝をしていても時給が発生していくわけで・・しかし数年つつとめたあと、さすがにこんなに暇な仕事をやっていていいのかな?と疑問に思いました。何かスキルが身につくわけでもありませんし・・これからもずっとこの仕事をして年老いていくんだろうか・・?と思うと不安になってしまいました
ですから思い切って転職活動をしました。無事に転職活動を終え、現在は営業事務の仕事をしています。現職はとても忙しく、上司から叱られたりすることもあります はっきりいってしんどいです。
ですから、時々、あのスポーツ施設でのまったり暇な毎日に戻りたいなと思うこともあります。しかし、仕事でノルマを達成したときに喜びがありますし、同僚たちとも意見をぶつけあいながら刺激的な毎日を送れていると感じています
仕事って忙しすぎても暇すぎてもだめだなと思いました。ただ、何か目標があるひとにとっては暇な仕事はよいのではないかと思います。お金を稼ぎながら、暇な時間を活用して将来に向けた準備をすすめることができるからです。
ちなみにそのスポーツセンターで一緒に勤務していた女の子は、暇な時間を活用して秘書の資格を取得し、現在は大手企業で秘書とて活躍しています。その子曰く「暇な時間に勉強できたから秘書になれた」とのこと。暇だからといってボーっとしている人もいれば、それをチャンスだとうまく活用している人もいる。要は時間の使い方次第だなと思った次第です
(楽なアルバイトの体験談 40代女性)