小規模な広告代理店(正社員)から大企業(契約社員)から大手出版社(契約社員)に転職して良かった!(転職の成功体験談 30代女性)

転職の成功体験談
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大学を卒業後、新卒採用で入社したのは社員20名程度の広告代理店でした。

社内は営業、制作、経理の3部門に分かれていました。小売店のチラシやDMを作成したり、セミナーを作る会社でした。

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私はその広告代理店で営業部配属になりましたが、会社が発行している業界紙の編集、制作も担当するようになりました。

入社前は、会社の規模が小さいということあって社員の仲が良く、アットホームな会社なんだろうというイメージを抱いていました

しかし実際に働き始めてみると中身は70代の社長と社長の娘40代の営業部長がやりたい放題のワンマン経営の会社だということが分かりました。

中途採用された人は数ヶ月でやめていく、独特の雰囲気がありました。

私は、業界紙の編集をしながら、何軒かの小売店の担当を持っていました。先輩は1人でその上は、営業部長です。

いつも、先輩が営業部長に嫌みを言われているのを見ていましたが、ある日、先輩が自律神経失調症にかかり休職することになりました。

営業部長は、私が成長するチャンスだと言い、先輩の業務を全て私に託しました。忙しい日々でしたが懸命に働きました。

発行部数二万部程度の業界紙ですが、休刊にしてはいけないとがむしゃらに。

朝は7時に出社し、夜は終電まで働きました。営業部長は、私を応援してくれていると思っていました。

大事なクライアントさんとの会食に同席させてもらったり、お昼ご飯のお弁当をもらったりしていたからです。

しかし先輩が休職して1ヶ月後、こんどは営業部長が入院しました。病気で2週間ほどの入院でした。

私一人で、雑誌を発行しないといけない。他部署の先輩、会社を辞めてライター業をしてくれた元先輩などが助けてくれ、その月の号はなんとか発行できました。

退院した営業部長は、労ってくれました。が、本心は別のところにあった事が分かりました。

役員会議で私の能力のなさを大声で訴え、「こんな本を発行して、私の顔がたたない」と激怒。

それを知り、私の中で、「もう頑張らなくてもいいかな」と糸がぷちんと切れました。

その日から私は転職活動を始めました。入社してちょうど3年が経とうとしていた時期です。

一人暮らしをしていたので、無職期間があると生活が出来ません。自己都合での退職なので、雇用手当もでません。

ですから「すぐに転職が出来ること」「編集スキルが磨けること」「今の収入より下がらないこと」を条件に仕事を探しました。

毎日新聞を取っていたので、新聞の求人欄を書かさずチェック。すると、希望に添う会社がありました。しかし、正社員ではなく、契約社員。

今の会社で正社員の恩恵を感じていなかった私は、契約社員でもいいと応募しました。

適性検査と、2回の面談で無事採用となりました。適性検査は土曜日、面談は平日の夜だったので会社に通いながら採用試験を受けることが出来ました。

会社に退職願を出したものの、有給の消化はさせてもらえませんでした。また希望では三月末に退職したかったのですが、三月初旬まで退職することができませんでした。

会社に入って3年経っていないとのことで、退職金も無し。送別会も開かれませんでした。

最後の挨拶の日には、営業部長はおらず、会社のみんなが書いてくれた色紙を手に約三年間勤めた会社を去りました。

一体この3年間は何だったんだろう・・と空しくなったことを覚えています。

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転職先の会社は、1000人規模の大企業。配属は女性向けの月刊誌。編集職での採用でした。

まずは、給料の高さに驚きました。今までの会社より、月々手取りで7万円髙いのです。(契約社員だからですが)

次に、1000人の社員ですが、同世代が多いのが驚きました。部署には10名程度の女性社員、部長は男性でした。新入社員のために歓迎会も開いてくれました。

また、仕事面でも満足いくものでした。例えば最初から、担当ページを持たしてもらいました。

全国の書店で発売されているような月刊誌です。誤植がないかなど気を遣いました。

すぐに、特集ページの企画案を出すことになりましたが、企画案を出しても全く通りません。経験がある先輩達の企画が通り、その企画を担当することになります。

自分がどんな目的を持って記事を作っているのか?をいつも問われ、企画書を何度も書き直しし、デザイナーさんやライターさんが作った物を修正するよう指示がだされました。

学んだのは、人に言われて仕事をするのではなく、自分が何を読者に伝えたいか、を徹底的に紙面に落とし込むことでした。

仕事の時間は午前9時~夜22時まで。忙しいときは、終電も逃してカプセルホテルに泊まったりしたこともありました。休日出勤も当たり前でした。

とにかく忙しかったのですが、残業手当も休日出勤手当もでます。契約社員ですが、福利厚生がしっかりしていて、有給も使えました。

また、会社の先輩も後輩も、意識が高く刺激をたくさんもらいました。

また、外部の業者さん、カメラマンさん、ライターさん、デザイナーさんも自信と経歴を持った方が多くいてそこからも学びがいろいろありました。

最初は怒られることもありましたが、3年目には信頼関係がしっかり築けるようになりました。そして、そのことは自分の自信にも繋がりました。

今思えばあのとき転職を決断してよかったと思います。転職活動はスムーズにいったことも大きかったのかもしれません。(実は、この会社一社しかうけていませんでした。)

新しい職場で得た物は、大きな自信となり、今も私を支えてくれています。

  (転職の成功体験談 30代女性)

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