もう随分前の話ですが、Z会(増進会)の通信添削者バイトをやっていたことがあります。当時子供が小さく在宅でできる仕事を探していたところ、新聞の求人広告でたまたま見つけたのがきっかけです。
Z会の添削バイトをやってみた感想
採用に至るまでには、書類選考、筆記試験、模擬添削課題がありり、当初考えていたよりもハードルが高かったことを覚えています。
仕事内容はZ会)増進会)から任された答案をマニュアルをもとに採点し、足りない部分や思考法などアドバイスを赤文字を書き込むということ。
Z会は難関校在籍者あるいは難関校志望者が主にとる通信添削なので、レベルは高いと感じました。一枚一枚を添削するのに相応の時間がかかりますが、添削者用のマニュアルを読み込むにもかなり時間がかかったことを思い出します。とにかく通信添削の在宅ワークは思ったよりも手間と時間がかかります。
それなら収入面において期待できるのかというと・・残念ながら私の場合は稼げるとは言い難いと感じました。もちろん作業スピードは個人差があり、一概に言うことはできませんが、私の場合 「稼ぐ」という観点だけから考えると、外にパートかなにかで働きに出るほうがはるかに効率がいいと感じました。
あの作業量でこれだけか・・というのが正直な感想でした。ただ、何年も添削者をやっているベテランさんや学力が極めて高い方ならもっと素早く作業をして効率よく稼げるのかもしれませんが・・。求められる学力、労力と賃金は本当に見合っているのかな?としばしば疑問に感じたことを覚えています。
なお、仕事量には波があって、仕事が多いときは徹夜をしてこなしていた時もある一方で、少ないときは数枚とかなり差がありました。通年を通しては、生活費の足しにはなったかなという程度でした。ですからZ会の通信添削バイトは副業と考えるのが妥当だと思います。
私なりのZ会添削バイトのやりがい
といっても、収入面を除くと、やりがいはありました。学生時代から読書が好きで、いろんな分野に関心があった私にとって、Z会添削バイトは、ある意味合っていたかと思います。なぜなら、いろんな文章を読みながら知識が身に着きますしお金をもらいながら勉強をできるからです。生徒さんが書いた答案を通してものごとを考えたり良い発見をできたりといったこともしばしばありました。
主婦をしていると、生活に密着した話題が中心になり、どうしても社会問題について考える機会が乏しくなります。でも、Z会の添削バイトを通して、世界はこのように動いているんだ!最先端の技術はこんなのができてるんだ!としばしば軽い感動を覚えたものです。
また、今まで培ってきた学力や経験を生かせる実感を得られるというメリットがあると感じました。添削をしているうちに、自分が学生時分だったころを自ずと思い出すんですよね。同級生とワイワイ楽しんだ文化祭、修学旅行、卒業式、大学受験のことなど。答案を書いている生徒さんたちはそんな青春時代を今このときに過ごしている人々です。
その時間を間接的ながら共有できていることは、大きな喜びでありました。学生時代がとうの昔になり肌は衰えたけれど、気持ちは学生時代に戻れるといいますか。そんなワクワクした気持ちになれたのも、Z会添削バイトのお陰でした。
主婦の副業に最適
あと、スケジュールについては在宅バイトだけに、自分が都合のよい時間に作業をできるのは主婦にとってはありがたいことですね。外にパートに出たら、シフトが組まれていろんな面で制約が生まれます。人間関係にも気にしないといけませんし。
その点、Z会の通信添削バイトは自由度満点です。家事の合間や子供が寝静まった後など好きな時に作業をできるというのは在宅の仕事ならではの良い点だと思いました。そういった意味で主婦の副業には最適だと思います。
(40代女性 主婦)