人間関係が楽な試食販売バイト

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私はかつて、派遣会社に登録して試食販売のアルバイトをしていました。アルバイトはいろんな職種で経験してきましたが試食販売のアルバイトほど人間関係が楽な仕事はありませんでした。
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派遣会社からスーパー、酒屋、デパート、複合施設の食品コーナーなどに派遣される形で勤務をしていました。毎回出向くお店は違っているので、仕事の要領や段取りも毎回微妙に違っていました。人によっては1か所で働く方が楽だという人もおられると思います。ただ、私の場合、あちこちに派遣される方が楽でした。
なぜなら、同じ人といつも顔を合わせるということがないからです。仮に派遣先にたとえ気の合わない人がいても、1日か2日我慢して働けばもう会わなくて済むと考えるととても楽でした。
派遣先では担当者とは初対面となる場合が多いです。ですからどこへ行っても第一印象が良くなるように、挨拶を自分からきちんとするように心がけていましたね。挨拶さえしっかりやりさえすれば、必要なことは売り場の担当者に聞けば教えてくれます。また、最低限の礼儀がきちんとできていれば、トラブルもまず起こりませんでした。
私は試食販売のアルバイトをする前は、私は正社員として一般企業でOLをしていました。仕事が安定していて給料も高かったのですが、社内には派閥があり、ドロドロした人間関係が存在していました。お局様の顔色をうかがい、パワハラ上司に気を使い・・そんな地獄のような毎日がつづくと考えると、絶望的な思いがして悩みこんでいたものです。
そのOL時代の日々と比べたとき、試食販売のアルバイトはまさに天国でした。とにかく人間関係が楽で楽で。試食販売を行うのは大抵1人なので、この点も人間関係が楽だと感じる大きな要因になっていたと思います。たまに2人で行う仕事もありますが、それも1日か2日のこと。試食販売のイベントが終われば、また次から1人の仕事に戻っていました。
試食販売自体は接客業ですが、接客業の割には自分のペースで好きなように働けて、人間関係の煩わしさがない、珍しい業種だと思います。また派遣会社は、数多くの案件を抱えているだけに、派遣スタッフの希望を出来る限り考慮してくれるという利点もありました。例えば、「〇〇のスーパーの担当者と合わないから他の店舗に変えてほしい」みたいな要望にも対応してくれていました。あまりNG条件が多いと入れる仕事が狭まってしまうでしょうが、どうしても行きたくないところは避けられる状況だったので、気が楽でした。
なお、仕事先に行く時には毎回交通費が支給されるので、遠方へ出向いたからといって出費が増えるわけではありませんでした。試食販売の仕事で、一番顔を会わせるのは派遣会社の社員さんです。仕事前に必要な道具を取りに行って説明を聞き、仕事の後で道具の返却や報告書を提出しに行ったときに少し話をするのです。
といっても、仕事場では基本的にひとりで仕事を進めていきます。派遣会社の社員さんは、派遣先に様子を見に来てくださることもありますが、問題がないか見廻る程度。
「何か変わったことはありませんか?」
「いえ、特にありません」
「そうですか。では本日もよろしくお願いします」
みたいな会話くらいで済んでしまいます。厳しく仕事ぶりを監視されるといったこともなく、ノルマ的なものもなく、本当に気楽なものです。
以上のように、試食販売のアルバイトは、仕事内容も人間関係も楽な仕事でした。また、自分が働きたいときに働きたい場所で仕事をできるといった利点もあり、私にとって理想的な仕事でした。
  (人間関係が楽なアルバイトの体験談 30代女性)

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