結婚式人前式での巫女さんバイトの思い出

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私は高校生のとき、母の紹介で巫女さんのアルバイトをやったいたことがあります。巫女さんといっても神社に常駐している巫女さんではなく、結婚式場の人前式での巫女さんでした。
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このアルバイトを引き受けるにあたり、当初は不安だらけでした。というのは、結婚式というとても重大な場所なのに高校生の私で勤まるのか?と心配だったからです。ただ、いざやってみると、全くの取りこし苦労だと分かりました。というのは、とても簡単な仕事内容でしたし拘束時間も短くて、むしろ高校生にはもってこいの楽なバイトだと感じたからです。
では、結婚式人前式での巫女さんバイトの仕事内容をもう少し詳しく書いてみたいと思います。
まず、神主さんから、事前に結婚式の人前式を事前研修を兼ねて見学させてもらいました。そしてどのような行動を当日とればいいのか説明を受けました。例えば、三三九度の時にお酌すること、礼の仕方、着物の着方などなど。それ以外は「当日やってもらうから見ておいてください」と言われ見て覚えました。
そして、アルバイト初日を迎えました。ミスが許されないのでさすがに緊張しました。ただ、簡単な動作ばかりでしたし、幸い間違うことなく1時間ぐらいでその結婚式人前式は終りました。人前式では、神主さんが儀式のほとんどをやられ、私たちは補助的な役割をするにすぎませんでした。ですから、勤務時間の多くは神主さんがされる作業をじっと見ている時間が長かったですね。
結婚式の人前式は、しんと静まり返る厳かなものかと思っていましたが、そうでもありませんでした。例えば、途中で携帯電話が爆音で鳴るご親族や、赤ちゃんが最初から最後まで泣いてるご親族など・・その他色々なハプニングがあり、吹き出しそうな事もありました。私はそんな場面と接するたび、笑いを堪えつつも、最後まで真剣に取り組みました。
それからというもの、結婚式の人前式があるときに事前に電話があり仕事依頼が来るようになりました。結婚式は基本的に土日祝日だったので、高校の授業と重なることはありませんでした。
そんなこんなで始まった巫女さんバイトですが、いろんな場面がありました。例えば、三三九度のとき、新婦様は、口をつける程度で構わないのに、しっかりお飲みになって終わる頃には顔が真っ赤っかになられるご新郎もいらっしゃったこと。またあるときは指輪の交換のとき、緊張のあまり指輪が入らないなんてことも。そんなときは「力を抜いてくださいね!」なんて声をおかけする場面もありました。
あとお式の途中で誰かの携帯電話でサザンオールスターズのTUNAMIが爆音でなった時は、親族も爆笑。しかも、ご新婦様のお父様の携帯電話と分かり、またさらに面白さが増してしまいました。あのときはさすがに私も少し笑ってしまいました。
神主さんのお祓い?をする作業も最初は面白すぎて、堪えるのがやっとでした。友達と一緒に巫女さんのアルバイトをやっていたので、2人で「今日の神主さん、一段と面白かったよね!」みたいに帰り道に話しては盛り上がっていたのを思い出します。
巫女さんのアルバイトをするにあたり特に準備はいらなかったのも楽なバイトだと思った理由のひとつでした。「巫女さんなのでメイクも薄めに!」と指定されていたこともあり、高校生だった私たちは毎回すっぴんで行ってました。化粧もいらない、立ってるだけ。交通費も時給もきちんといただいて1時間~2時間で仕事は終わる。こんな楽なバイトは他に探してもないだろうなあと思ったものです。
強いて言うなら、朝が少し早かったかな。結婚式で遅刻をするのは厳禁なので、出勤時間は早めに設定されていました。ですから毎回、結婚式場の到着したら1時間~2時間は時間を潰さないといけませんでした。ただ、友達と一緒だったので退屈することもなく、おしゃべりをして楽しく過ごしていました。
巫女さんのアルバイトをした当時はまだ高校生だった私も、現在は30代になり結婚して主婦になりました。今でも当時のことを思い出しては、また出来る機会があればやりたいなと思うこともあります。楽なアルバイトであったとともに、それだけ貴重な体験をできたと思うからです。
  (高校生のときの楽なアルバイト体験談 30代女性)

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