私は現在40代の薬剤師女性です。数年前までは病院で薬剤師として働いていました。
その病院は立派な施設で給料面でも満足していたのですが、人間関係があまり良い職場とはいえませんでした。
地域の医療拠点ということもあって、かなり患者さんが多い多忙な病院でした。そういったことからも職場には余裕がなくて、日々ギスギスした空気感が漂っていました。
すると、少ししたことで人間関係のトラブルが生まれてくるわけです。私はそこでは管理薬剤師の人から目を敵にされていて、少ししたことで不満をぶつけられ、ストレスに感じていました。
ある日のこと、このまま病院で働いていても同じことの繰り返しかも?と思いました。確かに薬剤師としての技術は日々向上していたのかもしれませんが、職場の空気感になじめず、仕事を通した喜びをほとんど感じなかったのです。
40代にもなり病院には長年勤務したこともあって、転職をしてもっと開放的な場で働きたいと思いました。
私が選んだのはふるさとのまちにある調剤薬局です。周囲の環境は都会から田舎町へ。
病院での仕事と大きく違うことは、お客様と直接接する機会が大幅に増えたということです。ただ、もともと大学時代には飲食店でホールスタッフのアルバイトをしていたこともあって、お客さんと接することには抵抗はありませんでした。
というより、人と接しておしゃべりをすることが好きなのでした。
しかも自分が育った町ということもあって、時々、学生時代の同級生や親戚、近所の方々もやってきてくれて心和む時間が増えました。
また、同僚との人間関係も良好で居心地の良さを感じています。田舎町の調剤薬局ということもあって、のんびりとした空気感がただよっていて、誰もガミガミ言ったりするような感じではないのです。
前職と比べて給料は下がりましたが転職して良かったと感じています
私の場合、職場環境が転職の理由でしたが、薬剤師が転職する理由には他にもいろいろあろうと思います。
私の知りえる範囲ですと、キャリアアップして給料の高い製薬会社に就職した人、バイヤーになった人、ドラッグストアに転職した人、大学院の博士課程に進学した人などいました。
薬剤師の転職に限った話ではないと思いますが、やはり自分に合った職場を選ぶことが何より重要だと思います。
人は仕事をしてお金を生むために生まれてきたのではなく、幸せになるために生まれてきたのですがから・・
人によって転職にはいろんな理由があると思いますが、悔いのないように自分に合った職場を選んでいきたいものです。
(転職の成功体験談 40代女性)