ショッピングモール内でのカウント調査バイト

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私は現在、20代の女子大生です。今まで短期バイト中心にいろいろなアルバイトをしてきました。そのなかで、とびきり楽なアルバイトだと感じたものがあります。それは、ショッピングモール内での通行量カウント調査のアルバイトです。
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一体どういうアルバイトかというと、ショッピングモールに出入りするお客様の人数をカウンターを使って数えていくというものです。同じ大学に通う友達から、「今度の日曜に一緒にバイトしない?とっても楽なバイトなんだけど」と誘われたのがきっかけです。
当日集まっていたアルバイトは大学生と短大生と思われる同年代の人が中心でした。勤務時間は朝9:00~20:30(昼休みのほか、1時間のうち20分間は休憩時間)とのことでした。最初は拘束時間が長くて大変な一日になりそうだなあと不安に思いました。
ただ、調査会社の社員さんから仕事内容の説明を聞くにつれ、そういった不安は全くのとりこし苦労だと思いました。なんと椅子に座って単に人の数を数えればいいというのです!
人数を数える際には、専用のカウンターを2台使って行いました。2台のうち片方が入店する人の数を、もう片方が退店する人の数をカウントするようになっていました。また、それぞれのカウンターには、8種類のボタンがついていてボタンの下部に貼られたシールを見て、性別、(おおまかな)年齢層を分類しながらカウントしていくようになっていました。
「19歳以下男性」「19歳以下女性」
「20~39歳男性」「20~39歳女性」
「40~59歳男性」「40~59歳女性」
「60歳以上男性」「60歳以上女性」
男女別、年齢別に分類して数えていうわけですが、年齢層については大まかなもので良いとのことでした。実際の年令が高くても若く見える人もいるわけですし、逆も然り。その点は気にしなくていいとのことでした。ショッピングモールの出入り口にお客様が出入りするたびに、該当するボタンをカチっと押すと、カウンターの数字が1つ増えて人数を計測できるという仕組みになっていました。それを1時間のうち40分間行い、記録用紙に数字を転記していくという作業を1日を通して行っていくというのがこの通行量カウント調査の流れでした。
私はショッピングモールの出入り口数か所のうちのひとつに配置されました。どの場所で調査を行えばいいかは、調査会社の社員さんんが誘導して細かく指示をしてくれたので、ショッピングモールについて何も知らない状態でも全く問題ありませんでした。
出入り口の隅にパイプ椅子があらかじめ用意されていて、そこに座ってカウント調査をスタートしました。服装は派手でない服装があらかじめ指定されており特に着替えるということはありませんでした。腕には当日渡された「調査員」と書かれた腕章をつけて調査を行いました。


腕時計を見て朝9:00になったら調査時間がスタート。出入り口で開店を待っておられたお客様が早速20人ほど入館され、カウンターをカチカチを押しながら人数をカウントしていきました。最初のうちは カウンターに記された男女別年代別のシールを見ながらカウントしていましたが、少しすると慣れてきてシールを見なくても押せるようになりました。
私はその日がショッピングモールでのカウント調査バイトが初めてで記憶力などにも自信がないのですが、10分くらいで仕事に慣れることができたと思います。それだけ仕事内容が簡単だったのです。また、椅子に座っての仕事であるため足腰が疲れることがないという点もラクでした。当初は立ちっぱなしの仕事と思っていただけに、その差は本当に大きいですね。また、当日は少々冷え込む気候で風が強かったのですが、ショッピングモール内には暖房が効いていますし、雨風など気候の変化を受ける心配ありません。そういった環境面の条件が揃っていたことからも、快適で楽な時間を過ごすことができたと思います。
なお、ショッピングモールは人の出入りが頻繁なだけに、接客が大変なのでは?と思われる方も少なくないかもしれません。その点、人見知りの私も心配していたのですが、実際にやってみて心配に及ばないことが分かりました。なぜなら、出入り口の隅は意外とお客様に目立たないからです。おそらくお客様は、出入り口の扉に焦点を合わされるため、通路の隅っこは視界に入りにくいのだと思います。
そんなこともあってか、お客様から何かを聞かれるということもほとんどありませんでした。1日を通して2人の方に声をかけられましたが、いずれも「トイレではどこですか?」と聞かれただけでした。「あちらの角を曲がって右にございます」とお答えすると、「ありがとう助かったよ」という言葉がかかってきました。少しでもお役に立てたのかなと思うと、なんだか嬉しかったですね。なお、調査会社の社員さんが数時間に一度、見回りに来られました。みなさん優しい方ばかりで、「順調ですか?」「体調は大丈夫ですか?」などと気遣っていただいたのが印象的でした。
特に辛いことはなかったのですが、昼休みが過ぎると、眠くなってしまって・・夕方くらいまではお客様の出入りもめっきり少なくなり、暇な時間がつづいたということもありました。ただ、さすがに居眠りは厳禁なので、眠気が通り過ぎるまで耐えていました。逆に言えば、辛いことがそれくらいしか思いつかないくらいほど楽なバイトだったということです。
なお、このショッピングモール内での通行量カウント調査のアルバイトは、精神的にもなんとものんびりした気持ちで行うことができました。その理由を考えてみると、仕事が単純で簡単であったこともそうですが、各地点で1人で作業をすればいいという状況にあったからだと思います。人間関係に気を使う場面がほとんどなかったのです。私は当時、平日はレストランホールスタッフのアルバイトをしていましたが、忙しい上でその人間関係の複雑さでも大変だなと感じていました。料理をお客様への対応でも気を使うわけですが、先輩ほか他のスタッフとの人間関係に結構気を使って胃がキリキリ傷むこともかなりありました。
その点、ショッピングモール内での通行量カウント調査のアルバイトの場合、人間関係で悩む必要がありませんでした。なんせ、調査中は周囲に誰もいないのですから(笑)。その点「誰もしゃべり相手がいなくて辛い」と考える人もいるかもしれませんが、少なくとも私の場合、精神的プレッシャーと無縁で居心地が良いと感じていました。
ショッピングモール内のスーパーマーケットが閉店すると、お客様の出入りは殆どなくなりました。ただボーっと暇な時間を過ごし、腕時計を見て勤務時間が終われば勤務終了です。パイプ椅子やカウンターなど機材一式を集合場所に運んで後片付けをしました。それが終わると、日給が入った封筒を調査会社の社員さんからいただき、この短期バイトは終了しました。
ショッピングモール内での通行量カウント調査のアルバイトの1日を振り返ってみて私が思った感想はこうでした。「なんて楽なアルバイトなんだろう!」。このアルバイトを誘ってくれた友人も同じように考えていたようで「でしょ、でしょ!ラクだよねえ~」と話していました。拘束時間こそ長かったですけれども、そのうちの3分の1くらいは休憩時間ですし、通行人の人数を椅子に座ってするだけで給料がもらえる。世間広しといえど、こんなに楽なバイトは他にないのではないか?と思ったほどでした。
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給与面も、交通費込みでありながら時給900円とその楽な仕事内容からするとなかなか良いものでした。帰りは友達と美味しいもの食べて帰りました。ショッピングモールでの通行量調査アルバイトはごくたまにしか募集がなされていない、レアなアルバイトです。上記したように非常に楽なアルバイトだけに、とても人気が高いです。ですから、もし求人を見つけてやってみたいと思われる方がおられれば、出来るだけ早めに応募するのがいいかなという風に思います。
   (学生時代の楽なアルバイト体験談 20代女性)

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