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ラクで割りも良かった大学事務の仕事





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私は派遣会社を通じて、大学事務の仕事をした経験があります。大学生が卒業する前と、新学期を迎える時期は大学にとって忙しい時期で、その期間は人手不足になるということで某有名大学に派遣されました。
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大学での仕事と聞けば専門的な知識が必要な難しいものだというイメージを持つ人も多いかもしれません。ところが、大学事務の派遣の仕事は主に、手元の書類を見て、その内容に間違いがないかをチェックする簡単なものでした。派遣社員にもひとりひとりデスクが与えられ、椅子に座って手元にある用紙の内容に間違いがないかをマーカーでチェックしていくだけの簡単な作業だったのです。
チェックする内容は、大学生の成績が書かれた単位取得表を参照しその学生が、間違いなくその科目の単位を修得しているかをチェックし、卒業可、不可を確認するものです。もともと、それぞれの科目を担当する教授がおのおの確認して入力済である完全に出来上がった書類をチェックするだけなので、99パーセント間違いはありません。ただそれでも、卒業できる単位を各々の生徒が修得しているか否かは、大学側にとっても学生にとっても大変大きな問題ですので、何度もチェックするという体制が組まれていたのです。
書類を機械で一度チェックし、大学職員が人間の目で二度目のチェックし、さらに派遣社員である私たちが三度目のチェックをするという風な流れになっていました。
作業を行う部屋は暖房の入った暖かい職場環境。デスクに座って、紙にマーカーを引いていくだけの作業でした。普通にお給料をもらっていいのだろうか?と不安になるくらい楽な仕事だと感じたのを覚えています。周りにいる正職の大学事務員さん達も、会社員と違ってノルマやスピードに追われていることもなく、のんびりおしゃべりしながら仕事をされていました。
大学事務の派遣の仕事はそんなまったりした環境の中進めることができましたので、本当にありがたかったです。紙にマーカーを引いていく作業も特にノルマなどもなく、自分のペースでできました。むしろ、あまり速く作業をしてしまうとやることがなくなってしまう日もあったので、ゆっくりと進めていくことが多かったです。お手洗いも自由に行けましたし、お茶を作りに行くのも自由。身体がなまったり眠くなったら、校内を散策するのも自由でした。チェックする書類が一度に来たときは残業があった日もありましたが、大歓迎でした。というのは、派遣の仕事の場合、残業代は普通の時給よりも1.25倍アップするからです。
大学の事務の雰囲気はやはり一般企業のものとは全く違います。どちらかというと、公務員のような、ゆったり仕事に分類されると思います。事務員同士もライバルのような争う姿勢も感じませんでしたので、派遣社員の私としてもセカセカすることもなく本当に良い環境でラクに仕事をさせていただいたと感じています。それにもかかわらずお給料は良いという、楽な上に割りも良い仕事でした。
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   (楽な派遣の仕事体験談 30代女性)

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