以前、花火大会の短期バイトをしたことがあります。こちらはアルバイト情報雑誌フロムAに掲載されていたもので、かれこれ7年ほど前に経験したアルバイトです。それがいろいろな面で想い出に残っています。
どんなアルバイトだったか
花火大会の短期バイトは事前に研修は特にありませんでし。花火大会の日程が押し迫っていることもあってか、仕事内容が研修をするほどではないのかわかりませんが、求人元に電話をかけると早いもの順で採用枠が埋まっていくという感じでした。
当日は花火大会会場の入り口に集合。大学生くらいの子を中心に20名くらいいたかと思います。社員さん誘導で有料観覧エリアに入り、指示に従って作業を進めていきました。
まずは会場設置です。観覧車用の椅子を並べたり、立て看板を立てたり、張り紙をしたり、ゴミ拾いをしたり。重たい荷物については男性の社員さんと数名の男性バイトががやってくれて、他のアルバイトスタッフは指示に従って簡単で楽な作業をこなしていました。
昼はお弁当が支給されました。働いた分お腹もすいていて、とてもおいしかったです。昼の2時くらいになるとお客さんたちがぞろぞろ入ってきます。そこからはそれぞれ持ち場を指定され作業を進めました。私は受付で有料観覧席のチケットをもぎる役割を行いました。
お客さんがやってきたら「チケットをお願いします」と提示してもらい、チケットをもぎって半券を渡すというものです。受付では他に、当日券の販売なども行っていましたが数名で対応していたので楽でした。
また、社員さんが巡回していて、その都度手伝ってくれたので安心できるアルバイトだと思いました。
そろそろ花火大会が始まろうとしたとき、ひとりの社員さんがやってきました。
「お疲れ様。これからお客さんもほとんど来ないと思うから、花火観ておいで。」
「ええ!?いいんですか!?」
花火を観れた!
それから約50分間、私は花火を観ることができました。しかも有料観覧エリアだったのでまさにド迫力です。目の前に打ち上がる大輪の花々を前はあまりにきれいで感動しました。まさかアルバイトでお金をもらいながら特等席で花火を観覧できるとは思ってもいませんでした。また、社員さんのあたたかい配慮にも心温まりました。
花火大会が終了するとお客さんたちはこぞって退場口へむかっていきます。一気に会場がうごきはじめました。
私たちアルバイトスタッフはひたすら後片付けです。椅子などを片付けた後はゴミ拾い。散乱してあるパンフレットやペットボトルなどを拾ってゴミ袋に入れていきました。
楽なアルバイトだと感じた理由
そんな作業を進めているうちに勤務時間が終了。領収書に記入を押印をして封筒に入った日給を手渡しでいただきました。日給は9000円でした。
拘束時間こそ割と長かったですが、一日を通して特にしんどい作業があるわけでもありませんでした。そればかりか有料観覧エリアから花火を観れてしかもお弁当まで支給。本来なら花火はお金を出して花火を観に来るものなのに、こんなにもらっていいのかな?と申し訳なく思ったほどです。
いろんな意味で花火大会バイトは、いろいろな面で想い出に残る良い短期バイトでした。また、今までやったアルバイトと比べても、明らかに楽なアルバイトだと感じました。
花火大会の短期バイトを楽なアルバイトだと思った理由は、仕事内容が簡単であるということですね。アルバイトたちをまとめる社員さんは責任も重いですし何かと頭もつかう大変な役割かもしれません。しかし、アルバイトたちは社員さんたちの指示通りに単純作業をこなしていくだけでよかったのです。予備知識も特に必要ありませんでした。
出会いもあり?
大学生の子たちは友達通しで参加している人も結構いました。そのうちの何人かとは一緒にお弁当を食べているうちに仲良くなって、現在も友達同士として交流があったりします。
他に参加している人々も大体は20代~30代くらいで話があいます また、花火大会のアルバイトに参加しているくらいですから、ほぼ例外なく花火好き。「こんどみんなで一緒に花火行こうよ」みたいな話にもなったりしました。
花火大会の短期バイトはそういう意味で出会いもあるアルバイトだといえるかもしれません。
(楽なアルバイトの体験談 30代女性)