私はいろいろなバイトをやってきましたが、気付いたのは、同じ時給でも「楽なバイト」とそうでないバイトが存在するということです。
ラクでなかったバイトとしては、引っ越し、リゾートバイト、倉庫内仕分け、添乗員、飲食店などがありました。それらの共通点は、体力的に楽でないというのもあるのですが、共同作業のなかで人との関わりが複雑というのがありました。というのは、一緒に仕事をするのが穏やかな人ばかりだったらよいのですが、中にはキツイ性格の人もいたこと。理不尽なことで叱られたり歪な上下関係にふりまわされたり・・ややこしい人と仕事を共にした日は体力的にも精神的にもクタクタになり、一日を途方もなく長く感じました。
逆に「このバイト楽だな」と思ったのは、走行調査、試験監督、交通量調査、データ入力、ネットカフェ、封入作業、心理学実験モニターです。それらは仕事が簡単で楽だと感じました。それらに共通していることは、個々に作業を進めるため、人間関係を気にする場面もほとんどなかったことです。最低限作業をこなしさえしえいれば誰かに何か言われるようなこともありませんでした。精神的ストレスがかかりにくいこともあって、疲れるということをあまり感じませんでしたね。
ただ、「楽なバイト」は仕事を通した喜びを感じられるかというと、そういったことはあまり思い当りません。人と関わり一喜一憂した「楽でないバイト」のほうが思い出深く感じるものが多いような気もします。問題解決のために試行錯誤しながら仕事を覚え自分のポジションを確立していったことは自信にもなりました。そういったことを考えると「楽でないバイト」のほうが人間的成長につながっているという面もあるのかもしれません。ただ、人それぞれだと思います。自分の適性に合った将来につながるアルバイトが一番理想的ではないかと今になっていれば思います。
(楽なアルバイトとそうでないバイト 30代男性)
楽なバイトとそうでないバイト(30代男性)
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