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暇なスーパー内の薬局でのアルバイト





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私が学生の時に経験した楽なバイトは、薬局でレジ打ちをするアルバイトでした。学生時代にはそのバイトしか経験していませんが、同じ大学に通う友達のやっていたアルバイトと比べるとすごく楽な仕事だったと思います。
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私がアルバイトをしていたその薬局はスーパーマーケットの一角に店舗を構えていました。私の地元は高齢化と過疎化が進んでいる地域で、買い物にいらっしゃるのはお年寄りの方ばかり。小さな規模のスーパーだったこともあり、お客様の数が少ないという状況でした。ですから、勤務時間を通して暇な時間が長くゆったりとした時間が流れていましたね。
昼間は大学の講義を受けて、夕方から薬局が閉まる午後9時までその薬局で働く。それが私の大学時代のサイクルでした。主な仕事内容はレジ打ちでした。その他業務として、品出しやPOP作りなどもやっていました。
あと、薬局でのレジ担当は化粧品の管理もしていましたのでその業務も行っていました。片づけも一人で行うので、いかに作業を素早くするかが、早く帰るためのポイントでした。さっさとネットを張って薬棚の鍵閉め、化粧品閉まってレジ閉めて…みたいな感じです。どれも一度覚えたら簡単な作業ばかりでしたし、特売日を除けば忙しい日はありませんでした。
学生バイトは若いというだけで重宝されていたのか、時給900円と私の地元ではかなりいい時給でした。ちなみに、食品コーナーのレジは、常に忙しいのに時給は薬局レジより低かったです。ですから、何だか申し訳ないなと思いつつも、お得感がありましたね。
一緒に働いている方々も皆やさしくしてくれて、人間関係によるストレスもなかったのも楽なアルバイトだと感じた理由だったと思います。年配のパートさんも、気さくなおばちゃんばかりでした。分からないことがあれば丁寧に教えてくれて質問もしやすい環境にありましたね。
ただ、薬剤師さんの許可がいる薬について処方箋をお客様から聞かれた時は、時々バタバタ戸惑うこともありました。その場に薬剤師さんがいれば、すぐバトンタッチすればいいのですが、席をたまたま外していたときや他のお客様の対応をしていたときはちょっぴり焦りました。といっても、そういった場面はほんの時々でした。
今になって振り返ると、本当に楽なバイトだったなと思います。お客様は少なく、暇を持て余している時間が多かったように思うからです。特に夜はお客様がめっきり少なくなって暇になっていましたね。薬局を閉める時間には栄養ドリンクを買いに来る常連さんがいらっしゃるくらいのものでした。
ただ地元のスーパーマーケットということもあり、大学の友達や家族が仕事ぶりを確認しに来たりしました。それはやや恥ずかしかったですね(笑)
ちなみに、私はその薬局でのアルバイトを、就職活動が始まる時期に辞めてしまいました。理由は、スーパーには定期的に研修があり、ある程度長期で勤めているとステップアップ講習を受けることになっていたからです。長く勤めるつもりなら講習を受けるのも良いのでしょうが、当時の私は、任される仕事が増えると困るなあと思ったのです。バイトはもちろん気に入っていたのですが、それよりも就職活動と卒業論文に力を入れようという気持ちが大きかったのです。
ただ、今考えてみると、そういった事情を話してもう少し長く勤めても良かったかなと思います。それだけ居心地の良い楽なバイトだったからです。
  (学生時代の楽なバイト体験談 20代女性)

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