今から、ずいぶんと前の話なのですが、そのころ税理士の資格を取るために定職にもつかずフリーターでバイトばかりしていました。
ずいぶんとフリーター生活が長くいくつもの仕事を経験しました。
そのなかでバイトの冊子など見ても全然仕事が無くどうしようかと思った時期がありました。
たまたま見つけたのがテレアポの仕事でした。
ただ1週間で何軒か取れなければクビになるいう話も聞いたこともあり
迷っていました。
しかしフリーターの身分でしかも金銭的に困っていたので、短期的にでも収入にならばと応募しました。
テレアポのバイトは女の人のほうが採用されやすいと聞いていたので、すぐに面接で落とされると思って面接に行きました。
しかし予想に反して面接に受かりそのテレアポの会社に行くことになりました。
まずは研修期間があり話し方などを教わりました。集まったのは私を除き、皆、テレアポの経験者ばかりでした。
研修後はひとりだちしたわけですが、同期で入った数人は、まったく注文を取れず辞めていきました。
私も同じく最初は取れず、辞めた方がいいのかな?と迷うようになっていきました。
ただ、あるベテランスタッフの近くで仕事をするようになってからなぜか注文が取れるようになってきました。
私としては、予想外でした。
1日3件アポが取れればノルマ達成だったのですが、どんどんと注文が取れるようになり1日最高で10件近くアポが取れようになりました。
今から考えたとき、コツと技術をそのベテランスタッフから学んでいく事を無意識のうちにしていました。
そして自分なりの言い方やコツという物をつかんでいったのです。
予想外のことだったので自分では、びっくりした状態で、そのテレアポの仕事を意外と楽な仕事だと思うようになりました。
それから私はその会社は1年近くアルバイトとして働きました。その間、他の人との人間関係も円滑になっていきましたし、ある月はトップになって10万円近くボーナスでも
らったこともありました。
当時フリーターだった自分としては、テレアポのバイトはおいしい楽なバイトだったと思います。
そのことで自信もつきましたし、他の人が入らない時間も積極的に入り積極的に稼ぐ事ができたようにも思います。
最高の月では1ヵ月20万近く稼いだこともありました。
発見したこととしては、私としては自分がこんなにも口先の営業が向いているとは思いませんでした。
今まで一人でする仕事が多く対人関係が求められる営業の仕事などやった事など無かったのですが、こんなにも成果をあげられるとは思いませんでした。
今から考えてみると、仕事というものはあまり先入観なく入った方がよいのかもしれません。
先輩たちのやりかたを真っ白な状態から学ぼうと自然となれるからです。私の場合、それが伸びるきっかけになったと思います。
(フリーター時代の楽なバイト体験談 40代男性)