イベント系の会社に登録をして、イベント系のアルバイトをたくさんしていた時期があります。イベント系の仕事といってもいろいろあるのですが、コンサートの警備スタッフのアルバイトなど、その時々に違うアルバイトを経験できたので、新鮮なおもしろさを感じていたのを今でも覚えています。
そんなイベント系のアルバイトの中で一番「暇で楽すぎるアルバイト」だと感じたのが、某遊園地で巡回パトロールをするアルバイトです。
私がアルバイトとして勤務していたその某遊園地は今はもうないのですが、かなりの敷地を誇っている大きな遊園地でした。その仕事内容は、遊園地敷地内で巡回パトロールをするというものです。
具体的には、スタッフジャンパーを着て、トランシーバーを持って、園内をぐるりと回ってパトロールをするわけです。園内をゆっくりと歩きながら、何か問題やトラブルが起きていないかををチェック。
確かにトラブルが起きるならば大変かもしれません。しかし、その遊園地はいかにも平和な雰囲気で何もトラブルらしきものが起きていないのが一目瞭然でした。また、そもそもその遊園地はお客さんの数も少なく、トラブルが起きようもなかったのです。
私たち巡回パトロールのアルバイトたちは、仮に何も問題が発生していなくても本部に連絡をするよう指示されていました。事前に指示されている各エリアの地点に着くたびに「○○エリア異常ありません」「確認しました。どうぞ」というような感じでトランシーバーを使って本部に報告をしていたのです。
報告が終われば、また指示された次の地点に向かってゆるゆると歩いていくわけです。途中、駐車場などで少し休んだりしながら、園内を1周を回り終えて本部に戻ります。この巡回パトロールは、仕事をしているというよりも、お散歩を楽しんでいるような感覚でしたね。
本部に戻ると、違う巡回パトロールのアルバイトにバトンタッチ。トランシーバーを渡して、今度は本部の待機組に加わります。本部の待機組は何かが起きたら現場に駆けつける役割を担当するメンバーたちです。しかし、上記からご想像の通り、問題が起き留ことなどごく稀にしかありませんでした。仕事で待機であるとはいえ、実質的には空調の整った部屋でのんびり休憩しているだけだったのです。
遊園地のアルバイトは、パトロールも待機もすごく楽で外に出かけることで一人になれたので、人間関係のストレスみたいなものもありませんでした。また、パトロールをしている場所も遊園地ですので、施設を眺めているだけで、結構楽しい気分になれました。また、たまにイベントにくる芸能人の方に出口などで「おつかれさまです」と挨拶をしてもらえたりするのも、このアルバイトの役得だと感じました。このように、遊園地の巡回パトロールのアルバイトは精神的にも楽でストレスがなく、得をした記憶しかない緩いアルバイトでした。
(暇で楽なアルバイトの体験談 40代男性)
遊園地の巡回パトロールバイトは楽
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