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私は以前、約2年ほど携帯電話会社でデータ入力の仕事をしていました。
もともと短期アルバイトでやりはじめた仕事でしたが、ITに興味がありこの業界のことをもっと知りたいなと思い、途中で長期アルバイトに切り替えてもらいました。
このアルバイトが想像以上にラクだったのです。
携帯電話会社でのデータ入力の仕事内容は、データをパソコンに入力していくというものです。
主に携帯ショップや家電量販店などから申込書や添付書類などがFAXで届きます。
書類を受け取った私たちデータ入力のアルバイトスタッフは、パソコンを使ってその内容を基に審査・入力していきます。
もし不明な点があれば顧客に電話して確認して作業を進めていくわけです。
と、文章で書けば、いろいろ難しくて大変そうだなと思われるかもしれません。
ただ実際にやってみたところ、実に簡単で楽な仕事でした。
そんな私が経験したある意味ゆるーい仕事体験を今回は紹介したいと思います。
・早く帰るか、意味のない作業をするかの二択
携帯電話会社でのデータ入力のアルバイトは、土日・祝日は携帯購入する人が多いこともあり、私たちデータ入力のアルバイトたちもやや忙しく仕事をしていました。
しかし、平日となると・・。携帯を購入する人が少なく、審査・入力の対象となるFAXがそもそもなかなかやってこないため、やるべき仕事がとても少ない状況になっていました。
やるべき仕事が少ない状況となると、私達アルバイトスタッフは2つの選択肢から1つを選んでいました。早く上がりたい人は帰る、もしくは3次・4次審査といって紙で再度入力したものを確認する。
もちろん後者は、チェックしたものをまたチェックするわけですから意味のない作業です。
お金はいらないけど自分の時間が欲しい人は前者の「早上がり」を、自分の時間はいらないけどお金が欲しい人は後者の「3・4次審査」を選んでいました。
・正にぬるま湯?ゆるすぎる職場環境
私達データ入力のアルバイトスタッフのなかには、皆がきちんと仕事をしているかチェックする役割も兼ねたリーダーもいました。
ただ、リーダーもかなり適当な人で、私たちは注意をされたことはなく、皆、まったり仕事をしていました。
入社当初は、ベテランの人たちはさぞかしすごいんだろうなと思ったのですが、おしゃべりしたり、難しい案件は電話を取らない人もちらほらいました。
そして、サボり上手な人はうまいこと見て離席(トイレなど調子悪い時などに席を外す)して平気でサボったりもしていました。
そんな私も、それを見て徐々にサボり癖を身に着けるようになりました。(笑)もちろん、きちんと与えられた仕事が終わった後ですが。
結局、この携帯電話会社でのデータ入力のアルバイトは、2年ほどで仕事自体がなくなってしまいました。
もともと私が所属していた会社(委託会社)の処理ミスが多いということで会社から信頼関係をなくしてしまったことが原因でした。
そういったところを考えると、仕事というものは、ある程度の厳しい空気感も必要なのではなのかもしれません。
私は、あまりのゆるさにこのままでは自分がダメになってしまうと思い、少し前から辞める決心を固めていました。
ただ、辞めることを告げる前に仕事自体があっさり無くなってしまい気が抜けてしまいました。
(楽なアルバイトの体験談 30代女性)
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