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私は以前、某大型テーマパークのアトラクション運営キャストとして働いていました。このアルバイトがいろんな意味で楽でした。
雇用形態は長期アルバイトです。私がそのテーマパーク常駐していたアトラクションは、そのテーマパーク入り口からは結構離れているところにあり、しかもあまり目立ちませんでした。
さらにアトラクションはあまり人気がありませんでした。
離れ小島に渡って探検するという内容だったのですが、その辺の大きな公園でも出来そうな内容。
ですから、アトラクション概要をお客さんに説明すると、「な~んだ・・それだけ・・?」とがっかり残念そうに去っていく人も少なくありませんでした。
そんな感じの不人気のアトラクションでキャストをしていただけに、他のアトラクションが混み合っているようなときでも、「暇」という状況でした。
時には、30分誰も来ないということもありました。
そんなとき、私たちはやることがなくて、ただボーっと時間が過ぎるのを待っているだけでした。
当然、そんな暇でやることもないとアトラクションにスタッフをたくさん置いていても仕方ないわけです。人件費だけが嵩んでいくわけですから、シフトで早上がりの人を優先的にどんどん帰してもらっていました。
ですから繁盛期でさえ予定より早く帰れるといこともしばしばでした。
「もしこの後混んだりしたら・・」と考えるような心配性の上司が担当の場合、「暇だったらパレードのお手伝いしてきてもいいよ」、「他のアトラクション混んでるから列の整理してくれる?」みたいに自分のロケーションでないところに配置されることもありましたが非常に稀なことでした。
基本的には、私のアルバイトをしていたテーマパークでは決められたひとつのアトラクションに常駐し、同じ仕事をひたすらこなすことになっていました。
ですから、お客さんがあまり来なくて暇なアトラクションに所属された私はとてもラッキーでした。
しかも、こんなにお客さんが来ない状況でも勤務中は1時間半ごとに15分の自由時間が与えられていたので、体力的にも楽でした。
休憩時間は大抵はみんなオフィスに入ってお茶を飲んだりお菓子をつまんだりしながら、和気あいあいとゆったり休んでいたものです。本当にお気楽なものでした。
他のアトラクションでは忙しい時間帯にはロクに休憩も取れない状況だと聞いていたので、私が配属されたアトラクションはラッキーだったといえます。
また、アルバイトの同僚や先輩も個性的で面白い人ばかりだったので、おしゃべりに華を咲かしすぎるなんてこともしばしば。本当に楽しかったです。
上司は数人おり、テーマパーク内をそれぞれ巡回してトラブルが起きないか監視していましたが、私たちのアトラクションに訪れることはめったにありませんでした。
それは、お客さんの少ない暇なアトラクションを巡回してもあまり意味がないからです。
また、私達のアトラクションにはたまたま大ベテランのキャストが過半数だったので、上司も現場を半ば任せていたという理由もありました。
時にはお客さんが一人もこないためにベテランキャストが上司に相談し、早めに若いキャストを帰らせてくれることもありました。
お給料は、早上がりした時間から予定勤務終了時間の半分の金額をもらえたので、早く帰れたほうがお得感がありましたね。
また、私は平日限定で働くキャストだったため、なおさら暇な時間が多かったです。平日となると、テーマパークに訪れるお客さんの数は土休日に比べてかなり少ないですので・・。
テーマパークは季節によって運営時間が変わるため、夏場は長く運営しているものの、冬場は短時間運営でした。
平日の冬場においては、5日間中4日ほどは完全に暇で、ほとんどお客さんがこなかったのを覚えています。
(楽なアルバイトの体験談 20代女性)
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