交通量調査バイトを30回やった私が感じた事

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私が今までやったアルバイトのなかで「これは楽なアルバイトだな」と思ったのは交通量調査のアルバイトです。
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交通量調査のアルバイトは「楽なアルバイト」として、巷でもかなり有名な存在です。その仕事内容は、単に車の数をカウンターでカチカチ数えて記録するだけ。そんな簡単な仕事なのに(12時間調査で)日給1万円前後もらえるというのですから、本当においしいアルバイトなのです。
私は交通量調査のアルバイト30回やった経験があります。その経験をふまえて、感じたことなどを以下書いてみたいと思います。
交通量調査は、12時間調査と24時間調査の2種類があります。12時間調査は朝の7時から夜の7時まで、24時間調査は朝7時から翌朝7時までが調査時間に設定されていることが多いです。
その間、ずっと調査しているわけではなく2時間調査したら1時間の休憩があります。3人ひと組でローテーションを組んで交代で休憩していくのです。ですから、12時間調査の場合、各々が調査にあたる時間は8時間(24時間調査の場合16時間)という計算になります。
その仕事の内容は、断面道路または交差点を見渡せる歩道の隅に椅子を置いて、指定された方向に走っていく車の台数と種類ごとにカウントしていくというものです。「種類ごとにカウント」というのは車両を、乗車車、小型貨物車、大型貨物車、トレーラー、 バス、2輪車の6分類でカウントするケースが多く、たまに通行人の往来もカウントすることもあります。それらは、カウンターにたくさんボタンがついているので、それによって分類できるようになっています。交通量調査で使うカウンターはカチカチ押したら数字が増えていくアナログなタイプ。交通量調査が未経験の方でもすぐに操作に慣れてしまうことでしょう。
交通量調査は、小さい折り畳み椅子に座って行います。路上での仕事なので暑い・寒いといった気候の変化を受けるのは余儀なくされますが、座っての作業なので足が疲れることもほとんどありません。そもそも指を動かすだけなので、体力を使うような場面も皆無であり、のんびりと作業できるのではないかと思います。数えた台数については、1時間ごとに記録用紙に転記していきます(交通量の多い車道での調査の場合、ラッシュ時は10分毎に記録っといった調査もあり)。
休憩時間は、基本的にどこでどう過ごそうが自由です。ファーストフード店などに行ってご飯を食べてきてもいいですし公園のベンチで読書をするといった過ごし方もできます。1時間の休憩時間の中で再び現場に戻ってきて、これから休憩に入る調査員と交代してまた調査を再開するという感じです。休憩時間がたっぷりあって天国だなと思われがちですが、少々困るのは、田舎での調査案件のとき。近くにお店もないような田舎なら、休憩時間をどのように過ごせばいいか分からず途方に暮れるといったこともあります。
交通量調査バイトに来ている人のほとんどは男性です。年齢層は大学生から60代の年配の方まで幅広いです。なぜ男性ばかりかというと、おそらく長時間調査をしているとどうしても日焼けをするからだと思います。日傘を差して調査をするわけにいきませんし、どれだけ日焼けクリームを塗っても限界があるといわけです。体力的には女性の方でも余裕でできる仕事だと思うのですが、そういった日焼け問題は女性にとって深刻なので、避けられるのだろうと想像しています。あとは、どう考えても女性が好むようなオシャレな仕事ではありませんし・・。
なお、24時間調査は、深夜には交通量が激減するので、仕事自体は楽です。しかし「眠たい」という問題と直面することが多いです。体力的にはあまり消耗しなくても、人間は日々の睡眠は欠かせないわけですから。それが24時間+調査地点~自宅の往復の時間、全く寝れないというのはある意味、過酷だといえます。その睡魔との戦いを余儀なくされることに加えて、調査時間のあまりの長さから、先がなかなか見えないという精神的な辛さもあります。まあ、これについては個人によりけりで他のアルバイトと比べたら贅沢な悩みかもしれませんが・・。
交通量調査アルバイトの魅力は、以上のような楽な仕事内容にももちろんあるわけですが、日給の高さにもあると思います。12時間調査の場合、日給7000円~11000円くらい(24時間調査の場合、日給15000円~23000円くらい)。どの調査も基本的に交通費は支給されませんが、その楽な仕事内容からすると破格ともいえる高い日給はやはり魅力的です!
しかも、日給は調査が終わった時点でもらえることがほとんど。ですから、金欠の人が緊急手段として交通量調査バイトをやるというのもお勧めです。
そんな交通量調査バイトは真夏と真冬を除くと、超大人気のアルバイトです。1度経験した人なら、交通量調査バイトがいかにラクで美味しいバイトか知ってますからね。特に12時間調査の場合すぐに枠が埋まってしまいます。ですから、交通量調査バイトをやりたい人は、求人広告が出たらできるだけ早く応募するのが良いと思います。交通量調査バイトは、アルバイト求人サイトで「交通量」または「交通量調査」とフリーワードで検索するといろいろ案件が見つかると思いますよ。興味がある方は調べてみてくださいね。
(楽なアルバイトの体験談 20代男性)

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