転職活動をするなかで、面接最後に「何か質問はありますか?」と聞かれたことはありませんか?
おそらくほとんどの人がその経験があるのではないでしょうか?
私は30代前半に数か月間、転職活動をしていたのですが、毎回のように面接最後ではその質問をされました。
そしてそのたびに「いえ、特にありません」と回答しては不採用になっていました。
もちろんそのように、そっけなく答えたことが不採用になっていた理由の全てとはいえません。
ただ、人によってはどう答えるかが意外と重要だという人もいます。なぜなら、
面接最後という時間は面接官の印象にきわめて残りやすいからです。
では、私が「何か質問はありますか?」という質問に対してどうして「いえ、特にありません」と回答していたの
かというと、何を聞いていいか分からなかったです。
特別聞いておきたい質問もないですし、逆に何か聞いたら失礼ではないか?くらいに思っていたのです。
ただ、それはあまり良い考えではなかったかも・・と最近知ることになりました。
ある日、大手企業で働く大学時代の先輩と久しぶりに飲みに行く機会がありました。
そのとき、転職活動の面接の話題になりました。
そして上記について質問してみました。
転職活動の面接で「何か質問ありますか?」ってどういう意図で質問しているんですかね?と
その先輩は当時まだ30代後半でしたが、仕事がかなりできる人ということもあって、部長に昇任していて面接をする立場にあったのです。
すると、大学の先輩からは「それはできる限り何か回答した方がいいんじゃないかな?」という返答が返ってきました
その理由は、質問をする人が本気で入社したいと思っているのか否かの指標になるというのです。
もし本当にその会社に入りたいと思っているなら、質問の1つや2つくらい自然と出てくる
だろう。それがその大学先輩の持論でした。
「何か質問はありますか?」
その面接最後の質問は、とりこぼした質問はないか確認する意味合いとともに、応募者が
本気で入社したいと思っているのか否かの判断材料になるということなのです。
といっても、残業、休暇、給料など、条件待遇面についてはあまり細々聞かない方が無難ということです。
なぜなら、そういった条件待遇面のことばかり考えている人は、実際に働きだしたら、
細かいことに不満を持ちすぐに辞められてしまうと思われる可能性があるからです。
といってもそれを質問するのがNGというわけではなく、しっかりとして調べたうえでの質問なら好印象になるのだとか
では何を聞けばいいのかというと、当たり障りのないような簡単な質問でOKということです。
例えば「会社に入ってどんなことにやりがいを感じたか?」「会社で一番魅力的だと感じる事業は何か?」など。
面接官に上手く質問をして前向きな回答を引き出せれば、その会社で働きたい熱意も伝わって好印象ということでした。
なるほどなあと思いました。
上記したことはあくまでも私の大学先輩の考えにすぎません。面接官によって考え方はさまざまですから、必ずしも正解であるとは限らないということです。
みなさんの転職活動・就職活動の何かの参考のひとつになれば幸いです。
(転職あれこれ 30代男性)