旅行業界から不動産業界への転職体験談(30代男性)

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私は関西に住む30代の男性です。旅行系の専門学校を卒業後に、地方の旅行代理店に入社しました。志望動機は、旅行が好きだったこと。あとは、専門学校の友人の多くは旅行、観光に関する進路に進むのでその流れに流されたというもありました。

入社して1年目は、研修からはじまり、お客様への電話応対、カウンターでの接客、ツアー集合場所での立会いなどを中心に仕事をしていました。

とにかく覚えることが多くて、忙しい仕事だなというのが印象です。

入社から2年目も同じような感じでした。次から次へと、上司から仕事が指示されるので、考えている暇などありませんでした。

上司から指示される仕事の処理に忙殺される毎日。ツアーの企画などクリエイティブな側面も確かにあるのですが、それはごく1部の
仕事に過ぎません。本当に泥臭く細かい仕事といいますか、数字とのにらみ合いが多い仕事でした。

また、旅行会社に勤めているものの、社員は基本的に内勤なので、ほとんど会社のなかに缶詰状態ということから、旅行に行くこともほとんどできませんでした。

会社で残業をしていてふと時計を見ると23時なんてことは、しょっちゅうありました。同じく残業している同僚たちと「あ、終電やばい」
「おれも」とよく話していたものです。

そんな多忙な毎日を送る中で、3年目くらいになってから、なんだかイメージと違っていると感じるようになりました。

旅行が好きで入社したのに、旅行に行けない・・・そればかりか、毎日残業しているのに給料が安すぎる・・

毎日夜遅くまで会社に残り、休日も電話がかかってきたら、会社や立会場所に行かなければいけない・・。精神的に休まる時間がないのに、貯金も全くたまらない。こんな毎日をこれからもつづけて、何の意味があるのか・・?と考えては暗い気持ちにさいなまれるようになっていきました。

そこで、こっそり転職サイトに登録して、働きながら転職活動をし始めました。もともとアウトドアが好きだったので、営業の仕事がいいかなと漠然と考えました。そのようななか、不動産の仕事に小さい頃、あこがれていたことを思い出しました。

特に新築の家には特別惹かれるものがあって、新聞に折り込まれた不動産の広告をずっと眺めていることもあったほどです。そして5社目で内定をいただき、私は旅行業界から不動産業界への転職を実行しました。

職種は営業です。最初、契約をとるまでには思ったよりも大変でしたが、一件とれたら自信が生まれ、コツも分かってきて、次々と契約がとれるようになりました。

もちろん仕事をするなかで辛いこともありますが、給料が前職と比べて、2倍くらいになったので、生活にも余裕が出るようになりました。すると、精神的にも安定してきました。また、前職のように、せっかくの休日に電話で会社に呼び出されるなんてことは全くなくなりました。

土日祝日と長期休暇は家族サービスをしっかりできるようになったことは本当によかったと思っています。私の場合、一番優先したかったのは、家族と過ごす時間だったので、それが時間的にも金銭的にもかなえられたという状態になったといえます。

業界によって、同じくらいの労力でも給与は違っています。たくさんのお金が循環している潤っている業界と、薄利多売で利益が出にくい業界があります。会社にもよりますが、不動産業界者は前者で旅行・観光業界は後者にあたると思います。

給料よりやりがいを、と言う人は多いですが、給料が高い会社で働いている人のほうが、プライベートも充実しているというのも事実です。理想は、給料が高くて、かつ、やりがいのある仕事がベストだと思います。これから就活をはじめる大学生などのみなさんは、それを意識してほしいです。

また、新卒での就活で思うような会社に入れなかった人も、あきらめず、転職も視野に社会人生活を送っていってほしいと思います。私の場合、転職活動によって人生が大きく変わりました。

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