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テナントビルの管理の仕事は自由で暇





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私は大学4年のとき、楽で暇なアルバイトをしていたことがあります。当時、もう大学の単位はほぼ取得していたので、就職活動をしながらできる仕事はないか探していました。
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ネットの求人募集で「テナントビルの管理の仕事 誰にでもできる仕事です」という募集があったので、大学に近いこともあり応募してみました。
応募後、そのテナントビルを管理している会社に面接。採用担当者には「管理と言っても掃除は専門のところに頼んでいるのでほとんど一人で留守番のような仕事ですが良いですか?」と聞かれました。とにかく「留守番」ということを強調されていたのを覚えています。
私としては、願ったり叶ったりの仕事内容で、やってみたいことを伝えると、後日無事に採用されました。
条件は土日を含めた週5日10時~17時の勤務で、就職面接が入ったときは休んでよいというものでした。
とはいえ、仕事である以上、さすがに厳しいことが待ち構えているだろうと不安になっていた私。
しかし、実際仕事が始まると、採用担当者が言っていた通り、本当に暇な仕事でした。勤務時間中はテナントビルの管理室にいて、電気や水道の検針や、空調の点検などに対応します。といっても本当に誰にでもできるようなごくごく簡単なものです。
あと共用部分の電気が切れたら取り替えるくらいでしょうか。とはいえ、電気が切れるといったことも滅多にあるものでもありません。電話番も仕事内容のひとつだったのですが、1日1回も電話が鳴らないような状態でした。
唯一の仕事らしい仕事と言えば、毎月の賃料の請求書を作成し配ることでしょうか。請求書作成と聞けば、PCスキルが要りそうなものですが、全くそんなこともありませんでした。というのは、テナントビルの賃料は毎月変わらないので、もともと完成してある請求書のフォームに日付を入力して印刷するだけだったのです。1時間もあれば終わってしまう作業でした。
上司から何か厳しく言われるということもありませんでした。そればかりか、「留守番していてもらえばいいから、勉強や本を読んだり暇つぶししてて」とも言われ、ほとんどが自由時間でした。当時の私は就職活動中でしたので、ネットで求人チェックしたり、少しだけ残していた大学の勉強をしたりしていました。しかもずっと一人きりなので、誰にも咎められることもなく、人間関係のストレスもゼロの仕事でした。
それだけ楽で暇なお仕事なのに時給は1000円もいただいていました。10時~17時で実働6時間で6000円にもなり当時大学生だった私からすると十分すぎる収入でした。
                                 (20代女性)

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