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じゃがいもの芽取りは楽なバイトでした





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私がいままでやったことのあるアルバイトの中で、「楽なバイトだったなあ」と感じるのは、じゃがいもの芽取りをするアルバイトです。
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理由は簡単で、ただレーンに流れてくるじゃがいもの芽を無心で取り続けるだけだからです。とにかく仕事内容が簡単で誰でもできるような作業なのです。以下、じゃがいもの芽とりバイトの一日を簡単に書いてみたいと思います。
出勤したらまずタイムカードをきります。その次に更衣室で真っ白の作業服に着替えます。食品加工なので作業服は毎日クリーニングしてもらうのです。髪の毛は出ないようにしっかり結んで帽子の中にしまいます。着替え終わったら滅菌室にはいります。埃や菌などを二重の滅菌室ではらうためです。
そのあと靴と手を洗って作業場にはいります。あとは軍手に穴が空いてないことを確認し作業にとりかかるだけです。2時間に一度ラジオ体操がはいります。作業中はずっと立ちっぱなしで手を動かしてるので、体のこりをほぐすためだと思います。
仕事中にトイレに行くことは可能ですが、毎度毎度滅菌室にはいり手を洗い長靴を洗いっていう作業をしなければなりません。私は面倒くさがりなので、なるべく行かないようにしていました。着替えて作業場にはいるまではなんだかめんどくさいような感じもしますが、入ってしまえばやる作業はじゃがいもの芽取りだけです。
どんなじゃがいもが流れてきてどういう形でカットしてくださいなど、アナウンスが流れてきます。その指示に従って、じゃがいもの芽をとってカットするだけでいいのです。このアルバイトは立ちっぱなしの仕事なので、その点つらいと感じる人もいるかもしれません。ただ、その点が気にならなければ、仕事自体は、じゃがいもの芽をとるだけ。そんな、とっても簡単で楽なバイトなのです。
とにかく単純作業なだけに何も考えず無心で作業をすることができます。また、皆、誰かとのコミュニケーションが必要な仕事でもないので、特別他の人との人間関係を気にする必要もありません。そのように、人間関係も楽なバイトだったりしました。
ですから人見知りだろうが、人付き合いが苦手だろうが関係ありません。自分のペースで黙々と作業をするのみです。人によってはそれは暇すぎてかえって苦痛と感じるかもしれません。ただ私の場合、ひとりで考えごとをするのが好きなので、アルバイト中はいろんなことを考えて過ごしていました。ですから暇という感覚はあまりありませんでした。
仕事上の確認するとき以外は、誰かと話したりする必要もありません。自分だけの世界に浸ってもくもくと作業することもできるのです。そんなことからも、とっても楽なアルバイトだなって思いました。むしろ考えごとをしながら作業をしてると時間がたつのもあっというまなのでいいかもしれないなと思っていたくらいです。
作業が終わったあとは靴の汚れを落として、更衣室で着替えをします。着替えはクリーニング用のかごにだして、タイムカードを切ってあとは自由に帰宅してOKです。そこでも特に人との関わりはほとんどありません。私は人付き合いが得意な方ではないので、このように、人間関係が楽なバイトは居心地がよいと感じました。
以上のように、じゃがいもの芽をとるアルバイトは仕事内容が簡単で人間関係も楽なバイトです。こんな楽なバイトにも関わらず、時給は意外と良かったです。人と関わらず黙々と作業をつづけることが得意な人ならば、こんなに楽な仕事はなかなかないと思います。
ただ、私は短期バイトから入って、ある程度、貯金が貯まったとき、このアルバイトを辞めてしまいました。どうして辞めてしまったかというと、仕事柄、ネイルやまつエクなどが一切できないからです。また、仕事帰りに友達と遊びにいこうにも、一度お風呂にはいらないとじゃがいもくさくなっているので、難しいものがありました。そんな意味で、若い女の子にはあまり向かないお仕事だったのです。
  (人間関係が楽なアルバイトの体験談 20代女性)

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