テレフォンアポインターは体力的には楽だが精神的にきつい ・・・(20代女性)

楽そうでキツかったバイト・派遣体験談(長期)
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以前、テレフォンアポインターのアルバイトをしていたことがあります。時給が高く座ってできる楽な仕事というイメージで仕事をスタート。
テレフォンアポインター
仕事内容はパソコンの専用ソフトをもとに料金未払のお客様に1件件電話をして、未払の通知ハガキが届いているかどうかを確認するというもの。その上で、期日までに支払いが可能か、無理ならいつまでに支払い可能かを確認するというものでした。 そして電話で聞いたことをパソコンソフトに入力していきます。

話す内容や話し方についてはマニュアルがあり、事前に研修がありました。ですから、テレフォンアポインターが初めてだった私にとっても仕事自体は普通にこなすことができたかと思います。

ただ、私はこのテレフォンアポインターの仕事を1ヶ月ほどでやめました。本来、長期の仕事であったのにも関わらずです。

確かにテレフォンアポインターの仕事は、傍から見ると美味しい仕事と見えがちです。椅子に座ってできる仕事ですし、冷暖房完備の快適なオフィッスが仕事場です。体力的には全く問題がなかった仕事でした。そして、給与面に関しても申し分ありませんでした。ちなみに、時給は1400円からスタートして、そこから経験や成果に応じてさらに上がっていくというシステムでした。

それなら、どうしてそんな楽に思える仕事を辞めたのかというと、考えていた以上に精神的にきつかったからです。 というのは 電話越しでお客様から 怒鳴られたり人格を否定されるような言葉を受けたりがしょっちゅうだったのです。

ただでさえ、電話をされて心証悪くする人が多い昨今であるのに、料金未払いについて質問をするわけですから・・。周囲の同僚たちは仕事と割り切ってサバサバと淡々と仕事をこなしていましたが私には無理でした。

性格的に、あまり精神的に強くないこともあり、お客様から否定的な言葉を受けるたびに ひどくショックを受けました。発信業務といってこちらから電話をかけていくスタイルのテレフォンアポインターの仕事だったので、その苦痛はエンドレスに続きます。正に地獄でした。

何件電話をしたのかということはもちろん記録として残されるわけで・・少なければなぜ少ないのかと上司から厳しく追及されました。そんなことからストレスがたまり、半ばうつ状態になって、出勤することができなくなり、退社することにしました。

とはいえその1ヶ月間、私にとって良かったこともあります。 それは自ずとコミュニケーション能力が高まったということです。敬語の使い方、話すスピード、トーンなどについて先輩方から色々アドバイスを受けたこともあって成長できたと感じています。

テレフォンアポインターの仕事に向いてる人話をするのが上手テキパキ仕事をできるというイメージがあるかもしれません。確かにそれらも重要な要素ですが、私はもっと重要なことがあると感じました。

それは、精神的なタフさです。どんなに人格否定されるようなことを電話越しにお客様から言われたとしてもショックを受けることなく仕事と割り切って業務をこなせる精神的なタフさです。それが兼ね備わっている人にとっては、かなり割のよい仕事になろうと思います。

(20代女性)

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