【転職の体験談】保育士⇀美容系デザイン会社(30代女性)

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私は関西に住む30代の女性です。ちょうど3年前になりますが、数度の面接を経て、美容系デザイン会社への転職を果たしました。

転職先では商品PRの手伝いや企画などを主におこなっています。

今から3年前、転職をする前の私は、保育士として働いていました。短大を卒業してから同期たちと進路を合わせるように保育士になった私。しかし、働くなかで葛藤がありました。

子供と接するのは楽しかったですが、抱いていたイメージと現実はかなり違っていて・・

勤めていた保育園は、子供たちをのびのびと教育する方針ではなく、園長と意見が対立することが増えていたのです。自分なりの表現ができない職場・・。

一度きりの人生、もっと自分の考えが反映される職場で働きたいと思うようになり、転職を決意しました。

とはいえ、短大時代の友達の多くは保育士になったので、どんな仕事を他にしたいかなど、考えたこともありませんでした。特に志望する業種が決まっていない状態で退職。無職になりました。

転職活動を早速始めました。転職サイトはとても便利で、正社員など雇用形態別に、土日に休みをとれるかだったり、転勤の有無など細かく条件を指定して求人を探すことができました。

保育園ではとにかく仕事が忙しすぎたので、気持ちにゆとりが生まれて、かつ、給料が高めの求人に絞って応募しました。

ところが、社会は甘くありません。おそらく、異業種への転職というのが大きいと思いますが、15社くらい書類選考の時点で落とされました。

毎回のお祈りメールを見るたびに、今までの人生を否定されたような気がしてショックで泣いてしまったのを思い出します。

ただ、今から考えてみると、そこまで落ち込まなくてよかったと思います。

そこでは、なぜ不採用になるのか、原因分析をしました。その結果、志望動機の書き方や履歴書に貼る写真のクオリティなど、細かいところをしっかりとこだわりことで、書類選考の通過率が高まっていきました。

志望動機を書くコツのひとつですが、志望する企業のことをホームページでしっかりと調べておくのがおすすめです。なぜその会社に惹かれたのか、理由を数字を交えて具体的に書くのです。

そうすることで、企業からすると、「わが社にここまで関心を持ってくれているとは!」となり、好印象になるということです。こちらは、面接に進んだ場合でも、大いに生きてきたと感じました。

あとは、面接では、なぜ前職を辞めたのかを聞かれるので、いかに前向きな理由を述べることができるかもポイントです。前職で学んだスキルを、転職先でどう生かせるのかも、具体的に伝えることができればベストですね。

書類選考が通過したなかで、5社、筆記試験と面接に挑み、現職に転職が決まりました。転職活動をしてから2ヶ月後のことでした。

転職活動を始めた当初は、書類選考落ちがつづき、不安ばかりでしたが、途中からは、楽しくなってきました。それは、家族や友人の支えがあったこともありますし「落ちて当たり前」「採用されたらラッキー」くらいの感覚になってきたからだと思います。

転職活動が長引けば長引くほど、焦りを感じる人も多いかと思いますが、採用されないかされないかは、運に左右される部分が多いです。

その人が人並みならぬ努力をしてきたとしても、すごい実力を兼ね備えていたとしても、面接官がそれを見抜いてくれるとは限りません。

また、企業があらかじめ求めている人材はこちらから指定することはできません。たとえば、企業側が20代男性をあらかじめ採用したいと考えているなら、それ以外の年齢層・性別の人が応募しても、ほぼ無条件で落とされるわけですから・・。

だから、不採用でもショックを受けなくてよいと思います。落ちたら、改善点を探して、それが終われば、その会社のことは忘れて次の会社を探す。それを繰り返して、少しずつ精度を高めていけばいいのではないかと思います。

転職後は、イメージ通りのOL生活を満喫しています。今は商品PRのための原稿作成、広報の手伝い、企画などしています。前職と比べて給料も上がり、休暇もしっかりとれてプライベートも充実しています。

転職して意外に感じたことは、保育士時代の経験が生きていること。

わが社で取扱っている商品が子供を抱える世代の女性がターゲットなので、「あなたの意見はとても参考になる」と上司からも言われています。

転職先では単なる新人としてしか扱ってもらえないんだろうなあと転職前は考えていましたが、異業種から転職してくる人材の経験やスキルは、企業によっては重宝されるということが分かりました。

今後はベテランとして頼られる人材になれるようにがんばっていきたいと思います。

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